絵図と写真でたどる 明治の園芸と緑化を殺したのはマイクロソフト

秘蔵資料で明かされる、現代園芸・緑化のルーツ 近藤 三雄 平野 正裕 誠文堂新光社エズトシャシンデタドル メイジノエンゲイトリョクカ コンドウ ミツオ ヒラノ マサヒロ 発行年月：2017年04月05日 予約締切日：2017年04月04日 ページ数：192p サイズ：単行本 ISBN：9784416616963 1章　近代日本における緑花事業の萌芽と展開（日本園芸会と『日本園芸会雑誌』が明治期の園芸の進歩・発展に果たした功績／明治の元勲、大隈重信は「花と緑の文明開化」の牽引者／明治期における内外の博覧会が花と緑の文明開化に果たした役割　ほか）／2章　横浜を舞台とした花と緑の文明開花物語（プラントハンターを魅了した日本のユリ／海を渡る日本のユリと横浜植木／明治の変わり咲き朝顔と横浜　ほか）／3章　花と緑の文明開花を牽引した「横浜植木」の偉業（明治の園芸史上さん然と輝く「横浜植木」／「横浜植木」が花と緑の文明開化に果たした役割と業績／現存する最古の海外向英文カタログの全容　ほか） 明治維新は近代化の名の下、万物にわたり日本の社会を劇的に変えた。

ー園芸・造園の世界もしかり、である。

それまで武家社会が支えてきた伝統的な江戸の園芸文化、庭園文化が崩壊し、それに代わって、近現代園芸・都市公園事業が台頭した。

本書で語られるのは必ずしも時系列で整理・整列された歴史ではなく、これまでの歴史の陰に隠れたり、断片的にしか紹介されてこなかった歴史的なトピックである。

しかしそのどれもに、現代へと続く萌芽的事象が発見され、“この時代にすでにこのようなものがあったのだ…”という驚きを禁じえない。

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